AIPToolのCounterグループ内のカウンター確認を行って下さい。
カウンターの値によって問題の切り分けが可能です。
[手順1]Counterグループの
をクリックします。
[手順2]撮像開始後、CC_COUNT、FVAL_COUNT、LVAL_COUNTの値をそれぞれ確認します。
正常に撮像できている場合、各カウンタが以下のようになります。
使用しているカメラの種類 |
正常系の動作 |
エリアカメラ |
CC_COUNTとFVAL_COUNTが同じ値になります。 |
ラインカメラ |
CC_COUNTとLVAL_COUNTが同じ値になります。
※画像入力を停止したタイミングによっては CC_COUNTとLVAL_COUNT+1の値が同じになります。 |
例1:CC_COUNTが0、FVAL_COUNT(LVAL_COUNT)が0の場合
ボードからカメラへ露光制御信号(CC信号/トリガパケット)が出力されていません。
AIPToolのSetupよりUse the CC?をYesに設定してください。
※露光制御信号の詳細については以下リンク先を参照ください。
カメラ接続のためのボード設定方法(露光制御編)※
例2:CC_COUNT > FVAL_COUNT(LVAL_COUNT)の場合
カメラのスペックを超えて露光制御信号が入力されています。
以下条件に当てはまるようCycleの値を調整してください。
ただし、カメラメーカーによって条件が異なりますので、詳細は各カメラメーカーにお問い合わせください。
Cycle > カメラの画像データ出力時間 + 露光時間
※外部トリガを使用されている場合は、原因が以下リンク先の可能性もありますので合わせてご確認ください。
外部トリガをボードに入力して撮像を行っていますが、外部トリガの入力回数と撮像回数が一致しないなど同期して撮像することができません。原因は何ですか?
例3:CC_COUNT < FVAL_COUNT(LVAL_COUNT)の場合
カメラがフリーランに設定されています。
カメラの設定を露光制御信号(CC信号/トリガパケット)に同期して、
露光開始する露光制御モードに変更してください。
設定変更方法はカメラメーカーによって異なるため、各カメラメーカーへご確認ください。