Exposureはボードがカメラに出力するCC信号の出力幅、CycleはCC信号の出力周期を示します。
そのため、カメラが以下に設定されている場合、Cycleを変更しても露光時間は変わりません。
1. カメラの設定がフリーラン(自走)に設定されている。
2. カメラ側で設定した露光時間が長すぎる。
3. ボード側で設定した露光時間(Exposure)の値が長すぎる。
4. カメラのスペックを超えてCycleが設定されている。
・1の場合
カメラの設定をCC信号のエッジで露光開始する露光制御モードに変更してください。
設定変更方法はカメラメーカーによって異なるため、各カメラメーカーへご確認ください。
・2の場合
露光時間が長い場合、その分設定可能なCycleの値も遅くなります。
カメラ側の露光時間の値を小さくするか、Cycleの値を大きく設定してください。
・3の場合
Exposureの値が大きい場合、その分露光時間も長くなりますので
設定可能なCycleの値も遅くなります。
Exposureの値を小さくするか、Cycleの値を大きく設定してください。
・4の場合
カメラのスペックを超えて、Cycleを設定した場合、
フレームレートが半分以下に落ちます。
その場合、基本的には以下条件に当てはまるようCycleの値を調整してください。
ただし、カメラメーカーによって条件はことなりますので、
詳細は各カメラメーカーにお問い合わせください。
Cycle > カメラの画像データ出力時間 + 露光時間
※CC信号や露光制御モードについては、
以下のリンク先に技術資料がございますのでこちらもご活用ください。
カメラ接続のためのボード設定方法(露光制御編)-AIPToolを使ってカメラと同期撮像を行おう-