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ID:269
作成日: 2023/04/20

AIPToolの設定項目が赤く塗りつぶされますがなぜですか?

カテゴリ AIPTool 
対象製品 APX-3302シリーズ APX-3323シリーズ APX-3324シリーズ APX-3326シリーズ

AIPToolの設定項目が赤く塗りつぶされることがありますが、
入力した設定値に何らかの問題があることを表しています。

以下に具体例を示します。


[原因1]:X Size、X Delay(pix)、Total X Sizeが以下の条件を満たしていない場合。
[原因2]:bits=24、Tap Num=1のようにX Delayの設定単位が3の倍数であるにも関わらず、3で割り切れない値がX Delayに設定されている場合。
[原因3]:Y Arrange、Total Y Size 、Y Size が以下条件を満たしていない場合。
[原因4]:bitsの設定値とshiftの設定値の組み合わせによりCapture Dataが0となる場合。
[原因5]:bits とTap Num の組み合わせが設定不可能である場合。
[原因6]:X Size x Y Size x bits が2GB を超えた場合。
[原因7]:Exposure(usec) < Cycle(usec)を満たしていない場合。
[原因8]:Strobe 有効且つCycle(usec) < Strobe Time の場合。
[原因9]:Trigger Frequency(Hz)に任意の数値を入力し、Trigger Point(usec) > Cycle(usec) となった場合。





[原因1]:X Size、X Delay(pix)、Total X Sizeが以下の条件を満たしていない場合。

条件:X Size + X Delay(pix) <= Total X Size

上記の条件を満たすようにX Size、X Delay(pix)、Total X Sizeの値を変更してください。

XDelayの設定値がNG



[原因2]:bits=24、Tap Num=1のようにX Delayの設定単位が3の倍数であるにも関わらず、3で割り切れない値がX Delayに設定されている場合。

X Delayの設定値を3で割り切れる値に変更してください。

24bit1tap / XDelay設定


[原因3]:Y Arrange、Total Y Size 、Y Size が以下条件を満たしていない場合。

条件: Y Size <= Total Y Size
※但しY Arrange がNormal の場合のみ

上記の条件を満たすようにY Size、Total Y Sizeの値を変更してください。

TotalYSizeよりもYSizeが大きいとNG


[原因4]:bitsの設定値とshiftの設定値の組み合わせによりCapture Dataが0となる場合。

bitsで設定されたビット深度が、ビットシフトできない場合にCapture Dataが0になります。
bitsの設定値を変更するか、shiftの設定値を0に変更してビットシフトを無効にしてください。

bitsとshift設定


[原因5]:bits とTap Num の組み合わせが設定不可能である場合。

組み合わせ不可能なbitsとTap Numが設定されています。
Tap Numの設定値をツールチップテキストに表示されているTapの値に変更してください。

bitsとTapNumの設定


[原因6]:X Size x Y Size x bits が2GB を超えた場合。

AIPToolの仕様上、バッファ1面あたり2GBまでという制約があります。
そのため、X Size x Y Size x bitsの計算結果が2GBを超えないように設定してください。

バッファサイズが2GBを超えた場合

※制約の詳細は、以下のリンクを参照ください。
AIPToolでX SizeやY Sizeを一定以上大きくすると、AIPToolが強制終了してしまいます。回避する方法を教えて下さい。


[原因7]:Exposure(usec) < Cycle(usec)を満たしていない場合。

Exposure(usec)はCC信号のパルス幅を表し、CycleはCC信号の周期を表します。
Exposure(usec)の値が大きいと設定に矛盾が生じてしまうため、Cycle(usec)より小さな値を設定してください。

CC信号のパルス幅よりCC信号周期が短い場合

※CC信号については以下リンク先を参照ください。
CC信号とは何ですか?なぜCC信号が必要なのですか?


[原因8]:Strobe 有効且つCycle(usec) < Strobe Time の場合。

Strobe Time(usec) はストロボ信号のパルス幅を表し、Cycle(usec)はCC信号の周期を表します。
また、ストロボ信号とCC信号は同時に出力されるため、Strobe Time(usec)の方が大きいと設定に矛盾を生じてしまいます。
そのため、Strobe Time(usec)は、Cycle(usec)より小さな値を設定してください。

また、Strobe設定が有効の場合、Strobe Time(usec) に0を設定した場合でも、項目が赤く塗りつぶされ設定ができないのでご注意ください。

CC信号周期とストロボパルス幅


[原因9]:Trigger Frequency(Hz)に任意の数値を入力し、Trigger Point(usec) > Cycle(usec) となった場合。

外部トリガが有効の場合、Cycle(usec)の設定値は意味合いが変わり、Cycle(usec)期間中に外部トリガが入力されると、最初の外部トリガ以外は無視するという動作になります。

また、外部トリガの周波数をTrigger Frequency(Hz)に入力すると、上記の現象が発生する可能性があるか判定され、Trigger Point(usec) > Cycle(usec)という条件に該当する場合は、赤く塗りつぶされます。

赤く塗りつぶされた場合は、Cycle(usec)の設定値を大きくするか、外部トリガの周波数を落としてください。

TriggerPointとCC信号周期
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