AcapGrabStop関数やAcapWaitEvent関数で、
以下のボードエラーコード0x**08(ACL_3300_TIME_OUT)が発生することがあります。
ボード名 |
ボードエラーコード |
APX-3302シリーズ |
0xF908 (63752) |
APX-3323シリーズ |
0xFA08 (64008) |
APX-3324シリーズ |
0xFB08 (64264) |
APX-3326シリーズ |
0xFC08 (64520) |
上記のエラーコードは、予め設定されたタイムアウト時間内に1フレーム分の画像データが入力されなかった場合や、割込みイベントが発生しなかった場合に発生します。
このタイムアウトについては様々な要因が考えられます。
[原因1:サイズ/ビット深度/TAP数要因の場合][原因2:CC信号要因の場合][原因3:外部トリガ信号入力要因の場合][原因4:エンコーダ信号入力要因の場合][原因5:ケーブルなどその他の要因の場合][原因1:サイズ/ビット深度/TAP数要因の場合]・カメラの有効画素のサイズとボードのサイズ設定が異なる。
・カメラのビット深度設定とボードのビット深度設定が異なる。
・カメラのTAP数とボードのTAP数設定が異なる。
・タイムアウト時間を変更せずにYサイズを増やした。※これらの設定を間違えるとタイムアウト以外にも以下リンク先の現象が発生します。
AIPToolで撮像を行ったところ、ノイズ、ビット化け、分割されるなど意図した撮像画像が取得できません。[原因2:CC信号要因の場合]・CC信号の周期が短すぎる又は長すぎる場合。
・CC信号のパルス幅が長すぎる又はカメラの露光時間が長すぎる場合。
・ボードのCC信号出力設定が無効に設定されている場合。
・ボードとカメラのCC信号の論理設定が異なる場合
※CC信号については以下リンク先の情報もご活用ください。
カメラ接続のためのボード設定方法(露光制御編)[原因3:外部トリガ信号入力要因の場合]・外部トリガがボードに入力されていない場合。
・外部トリガにノイズが乗っており、ボードが外部トリガとして認識していない場合。
・外部トリガの接続ピンが間違っている場合。
・外部トリガの入力周期が速すぎる又は遅すぎる場合。
※外部トリガについては以下リンク先の情報もご活用ください。
カメラ接続のためのボード設定方法(外部トリガ編)[原因4:エンコーダ信号入力要因の場合]・画像入力停止前に被写体(ステージ等)が停止し、エンコーダ信号が入力されなくなった場合。
・被写体の移動速度が速すぎるため、カメラのスペックを超えるCC信号が出力されている場合。
・エンコーダ信号にノイズが乗っており、ボードがエンコーダ信号として認識していない場合。
・エンコーダ信号の接続ピンが間違っている場合。
・エンコーダの回転方向(CW/CCW)が逆に設定されている場合。
・ACL_ENC_COMPARE_2(Sampling Interval)の設定値が大きすぎる場合。
※エンコーダ信号については以下リンク先の情報もご活用ください。
カメラ接続のためのボード設定方法(エンコーダ編)[原因5:ケーブルなどその他の要因の場合]
・タイムアウト時間の設定が短すぎる場合。
・カメラリンクケーブルの方向が間違っている場合。
・カメラリンクケーブルが長すぎる場合。
※タイムアウト時間の設定については以下リンク先参照ください。
タイムアウトの設定方法 / 計測開始タイミングについて教えてください。※ケーブル長については以下リンク先参照ください。
カメラリンクケーブルは何メートルまで使用できますか?※AIPToolを使用してタイムアウトが発生した場合は、以下赤枠の設定値を増やしてください。