よくあるご質問

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撮像画像に関するトラブルの場合、
原因の約9割はカメラ設定とボード設定の整合性が一致していません。
そのため、以下の手順で確認をお願いします。

Step1：カメラ及びボードの設定に問題がないか確認を行う。
Step2：設定に関して過去の類似事例が無いか確認を行う
Step3：ケーブルに関して過去の類似事例が無いか確認を行う
Step4：カメラから出力される画像データをテストパターンに変更し確認を行う。


[Step1]
以下の設定項目がカメラとボードで一致しているかご確認ください。

撮像トラブル時に行うカメラ設定とボード設定の確認内容

1. サイズ設定(有効画素数設定)
2. ビット深度設定
3. TAP数設定
4. シャッタモード設定

※AIPToolをご使用の場合、以下に解決のヒントとなる資料や動画がございます。
こちらもご活用ください。

カメラ接続のためのボード設定方法(基礎編)
－AIPToolを使ってIniファイルを作ろう！－






[Step2]
以下に設定間違いによる撮像画像トラブル事例を列挙しました。
問題となる現象がこれらに該当しないかご確認ください。

設定間違いによる撮像画像トラブル事例1
設定間違いによる撮像画像トラブル事例2
設定間違いによる撮像画像トラブル事例3



○設定間違いによる撮像画像トラブル事例1

以下のように全体的にビット化けした画像が表示された場合、
ボードとカメラのビット深度の設定が合っていませんので設定を合わせてください。



※ボードやカメラの設定以外にも、カメラリンクのケーブル長が長すぎるため
上記のような画像が表示される場合があります。

カメラリンクのケーブル長については以下リンク先を参照ください。
カメラリンクケーブルは何メートルまで使用できますか？




○設定間違いによる撮像画像トラブル事例2

以下のように撮像画像が分割されて表示された場合、
ボードとカメラのTAP数の設定が合っていませんので設定を合わせてください。






○設定間違いによる撮像画像トラブル事例3

以下のように撮像画像の左側又は上部にブランク期間が表示された場合、
左側であればLVAL Delay又はX Delay、上部であればY Delayの設定値を増やしてください。





[Step3]
カメラ設定とボード設定に問題が無く、
現象が改善されない場合はケーブル要因の可能性があるため以下の確認をお願いします。

○ケーブル確認内容1：カメラリンクのケーブル長が長すぎる場合。

カメラのピクセルクロックによって使用可能なケーブル長が異なります。
以下リンク先に目安となるケーブル長がございますのでご確認ください。

カメラリンクケーブルは何メートルまで使用できますか？


○ケーブル確認内容2：カメラリンクケーブルの接続方向が間違っている場合。

カメラリンクケーブルには方向性が存在するケーブルが存在します。
方向性が間違った状態で接続すると、
タイムアウトや撮像画像が乱れるなど問題が発生する場合がありますので
正しい方向で接続して現象が改善されるかご確認ください。

カメラリンクケーブルはカメラとボードで接続する方向が決まっていますか？
方向性が存在するカメラリンクケーブルを逆に接続して使用することはできますか？



[Step4]
カメラ設定、ボード設定及びケーブルに問題が無く現象が改善されない場合は、
カメラから出力された画像データ自体に問題がある場合があります。
その場合は、カメラから出力される画像データをテストパターンに変更し、正しいテストパターンが撮像できるかご確認ください。

正しいテストパターンの画像が撮像できるのであれば、
カメラのゲイン設定、オフセット設定、シェーディング補正の設定に問題がある可能性があります。

なお、カメラから出力される画像データをテストパターンへ変更する方法は、ご使用のカメラマニュアルをご確認ください。