設定方法がいくつか存在するため、各設定ごとに表にまとめました。
以下、表内の設定番号のリンクをクリックすると具体的な設定方法を見ることができます。
また、本FAQの前提条件として、カメラは以下に設定されているものとします。
・トリガーモードをONに設定。
・トリガーのソースはボードの露光制御信号(トリガパケット)に同期して露光を開始する設定。
この場合、トリガモードON(ランダムシャッタ)且つ、ボードの露光制御信号(トリガパケット)に同期して露光開始する場合、露光制御信号を受けたカメラは、以下いずれかの方法で露光を行います。
・カメラ側で設定された露光時間。
・露光制御信号のパルス幅が露光時間。
なお、トリガーモード、露光モードは、カメラ側の設定項目となります。
こちらの詳細につきましてはカメラのマニュアル又はカメラメーカーへご確認ください。
[設定一覧表]
設定番号 |
トリガー メソッド番号 |
露光時間 |
フレームレート |
外部 トリガ |
外部トリガの動作 |
設定1 |
TriggerMode1 |
カメラで設定 |
ボードで設定 |
未使用 |
未使用のため無し |
設定2 |
TriggerMode1 |
ボードで設定 |
ボードで設定 |
未使用 |
未使用のため無し |
設定3 |
TriggerMode2 |
ボードで設定 |
ボードで設定 |
使用 |
外部トリガが入力された直後に、ボードに設定された周期で露光制御信号が出力されます。 |
設定4 |
TriggerMode2 |
カメラで設定 |
ボードで設定 |
使用 |
外部トリガが入力された直後に、ボードに設定された周期で露光制御信号が出力されます。 |
設定5 |
TriggerMode3 |
ボードで設定 |
外部トリガの 周期で決まります |
使用 |
外部トリガ入力毎に露光制御信号を1回出力 |
設定6 |
TriggerMode3 |
カメラで設定 |
外部トリガの 周期で決まります |
使用 |
外部トリガ入力毎に露光制御信号を1回出力 |
[設定1]
露光時間をカメラで設定、フレームレートをボードで設定、外部トリガは未使用の場合、以下のタイミングチャートとなります。
また、TSightでの具体的な設定箇所及び設定値は以下となります。
|
feature名 |
設定値 |
TriggerSelector |
ExposureStart |
TriggeMode |
Off |
ExposureMode |
Timed ※設定変更時注意 |
ExposureTime |
カメラの上限を超えない範囲で 任意の値を設定します。 ※露光時間には影響しません。 |
ExposureFrequency |
カメラの上限を超えない範囲で 任意の値を設定します。 ※ExposureTimeより大きな値を設定してください。 |
|
※ExposureFrequencyよりもExposureTime の設定値が大きい状態でExposureModeをTimedに設定した場合、露光制御信号が出力されません。
また、一部のカメラにおいて撮像開始手順があるため、以下の手順で設定変更及び撮像開始を行ってください。
1 ExposureModeをOffに設定します。
2 ExposureTimeをExposureFrequencyよりも小さい値に設定します。
3 TSightのGrabボタンをクリックします。
4 ExposureModeをTimedに設定します。設定変更後、画像が入力されます。
[設定2]露光時間をボードで設定、フレームレートをボードで設定、外部トリガは未使用の場合、以下のタイミングチャートとなります。
また、TSightでの具体的な設定箇所及び設定値は以下となります。
|
feature名 |
設定値 |
TriggerSelector |
ExposureStart |
TriggeMode |
Off |
ExposureMode |
Timed ※設定変更時注意 |
ExposureTime |
カメラの上限を超えない範囲で 任意の値を設定します。 |
ExposureFrequency |
カメラの上限を超えない範囲で 任意の値を設定します。 ※ExposureTimeより大きな値を設定してください。 |
|
※ExposureFrequencyよりもExposureTime の設定値が大きい状態でExposureModeをTimedに設定した場合、露光制御信号が出力されません。
また、一部のカメラにおいて撮像開始手順があるため、以下の手順で設定変更及び撮像開始を行ってください。
1 ExposureModeをOffに設定します。
2 ExposureTimeをExposureFrequencyよりも小さい値に設定します。
3 TSightのGrabボタンをクリックします。
4 ExposureModeをTimedに設定します。設定変更後、画像が入力されます。
[設定3]
露光時間をカメラで設定、フレームレートをボードで設定、外部トリガ入力後に露光制御信号を周期的に出力させる場合は、以下のタイミングチャートとなります。
また、TSightでの具体的な設定箇所及び設定値は以下となります。
|
feature名 |
設定値 |
TriggerSelector |
ExposureStart |
TriggeMode |
On |
ExposureMode |
Timed |
ExposureTime |
カメラの上限を超えない範囲で 任意の値を設定します。 ※露光時間には影響しません。 |
ExposureFrequency |
カメラの上限を超えない範囲で 任意の値を設定します。 ※ExposureTimeより大きな値を設定してください。 |
|
[設定4]露光時間をボードで設定、フレームレートをボードで設定、外部トリガ入力後に露光制御信号を周期的に出力させる場合は、以下のタイミングチャートとなります。
また、TSightでの具体的な設定箇所及び設定値は以下となります。
|
feature名 |
設定値 |
TriggerSelector |
ExposureStart |
TriggeMode |
On |
ExposureMode |
Timed |
ExposureTime |
カメラの上限を超えない範囲で 任意の値を設定します。 |
ExposureFrequency |
カメラの上限を超えない範囲で 任意の値を設定します。 ※ExposureTimeより大きな値を設定してください。 |
|
[設定5]
露光時間をカメラで設定、外部トリガ入力毎に露光制御信号を1回出力させる場合は、以下のタイミングチャートとなります。
なお、このとき外部トリガの入力周期がフレームレートとなります。
また、TSightでの具体的な設定箇所及び設定値は以下となります。
|
feature名 |
設定値 |
TriggerSelector |
ExposureStart |
TriggerSource |
任意の値を設定します。 ※Line*とコネクタピンの対応表については、TransFlyer_UsersManual_j.pdfを参照ください。
|
TriggeMode |
On |
ExposureMode |
TriggerControlled |
ExposureTime |
カメラの上限を超えない範囲で 任意の値を設定します。 ※露光時間には影響しません。 |
ExposureFrequency |
カメラの上限を超えない範囲で 任意の値を設定します。 ※ExposureTimeより大きな値を設定してください。 |
|
※TransFlyer_UsersManual_j.pdf格納先は以下となります。
[Cドライブ(システムドライブ)] - [Program Files] - [AVAL DATA] - [TransFlyer] - [Doc] - [Japanese] - [TransFlyer]
[設定6]露光時間をボードで設定、外部トリガ入力毎に露光制御信号を1回出力させる場合は、以下のタイミングチャートとなります。
なお、このとき外部トリガの入力周期がフレームレートとなります。
また、TSightでの具体的な設定箇所及び設定値は以下となります。
|
feature名 |
設定値 |
TriggerSelector |
ExposureStart |
TriggerSource
|
任意の値を設定します。 ※Line*とコネクタピンの対応表については、TransFlyer_UsersManual_j.pdfを参照ください。
|
TriggeMode |
On |
ExposureMode |
TriggerControlled |
ExposureTime |
カメラの上限を超えない範囲で 任意の値を設定します。 |
ExposureFrequency |
カメラの上限を超えない範囲で 任意の値を設定します。
|
|
※TransFlyer_UsersManual_j.pdf格納先は以下となります。
[Cドライブ(システムドライブ)] - [Program Files] - [AVAL DATA] - [TransFlyer] - [Doc] - [Japanese] - [TransFlyer]