カメラリンク対応カメラの設定は、シリアル通信でコマンドをカメラに送信することで
カメラの設定変更を行うことができます。
シリアル通信でカメラに対してコマンドを送信する方法は3つあります。
[方法1]AcapLib2の各関数を使用してコマンドをカメラに送信する。
AcapLib2は以下の関数を用意していますので、これらを使用してカメラと通信を行います。
これらの関数を使用する場合、仮想COMの設定は不要となります。
関数名 |
概要 |
AcapSerialOpen |
シリアルポートのオープンを行います。 |
AcapSerialClose |
シリアルポートのクローズを行います。 |
AcapSerialWrite |
指定した文字コードでコマンドの送信を行います。 |
AcapSerialRead |
シリアルコマンドの受診を行います。 |
AcapSerialSetParameter |
ボーレートなどシリアル通信を行う際の各設定を行います。 |
AcapSerialGetParameter |
ボーレートなどシリアル通信を行う際の現在の設定値を読み出します。 |
※関数の詳細は「SDK-AcapLib2 Library Manual for Windows」を参照してください。
※AcapSerialWrite、AcapSerialRead関数コール後に設定の反映(AcapReflectParam関数)は不要です。
[方法2]AIPToolを使用してコマンドをカメラに送信する。
AIPToolのシリアル通信ウィンドウより、カメラコマンドを送信することが可能です。
AIPToolでカメラの設定変更を行うことはできますか?以下動画の2:36より、AIPToolでカメラコマンドを送信している様子が確認できますので、是非こちらもご活用ください。
なお、AIPToolを使用して通信を行う場合、仮想COMの設定は不要です。
[方法3]カメラメーカーが提供しているカメラコントロールツールや、
TeraTerm等のターミナルソフトを使用してコマンドをカメラに送信する。
各カメラメーカーが用意しているカメラコントロールツールを使用する場合は、
仮想COMドライバの登録が必要になります。
※仮想COMについては以下リンク先を参照ください。
仮想COMとは何ですか?仮想COMドライバ登録については「SDK-AcapLib2 VirtualComTool Manual」を参照するか、
以下の動画をご確認ください。