リングバッファ数が足りない場合に、画像データの上書きが発生するとバッファオーバーフロー(ACL_INT_OVERFLOW)が発生します。
その他にも以下要因でバッファオーバーフローが発生します。
- コールバック関数内で、撮像画像の描画や画像処理など時間がかかる処理を行っている。
- フレームレートやラインレートが早いカメラを使用している。
- バッファ数(設定ID:ACL_MEM_NUM)が極端に少ない。
- CPU負荷がかかっている。
そのためバッファオーバーフローが発生した場合は、以下の対策をお試しください。
- コールバック関数内で時間のかかる処理を別スレッドで処理させる。
- フレームレートやラインレートを落とす。
- 設定IDのACL_MEM_NUMでバッファ数を増やす。
- CPU負荷を軽減する。
※バッファオーバーフローが発生している状態で撮像停止後、再度撮像開始してもすぐにバッファオーバーフローが発生するため、上記の対策を行った後に撮像を開始してください。
※AIPToolで同様の現象が発生した場合は、以下のように[Buffer Overflow]と表示されます。
その場合は、Setup画面より以下の「Mem Num」の値を増やしてから取り込みを行ってください。