AIPToolで各インタフェースのカメラ設定変更を行うことは可能です。
〇CameraLinkの場合〇CoaXPress/10GbEの場合〇GVIFの場合〇CameraLinkの場合 カメラリンクの場合は、シリアル通信ウィンドウよりカメラとシリアル通信行い、カメラのコマンドを送信することが可能です。
カメラコマンドを送信することによって、カメラの設定を変更することができます。
具体的な方法については、以下動画の2:36よりAIPToolでカメラコマンドを送信している様子が確認できますのでご確認ください。
なお、AIPToolを使用して通信を行う場合、仮想COMの設定は不要です。
〇CoaXPress/10GbEの場合手順1:AIPToolのGenICamボタンをクリックします。
手順2:画面右側にGenICamウィンドウが表示されます。ここでは例としてカメラの出力をテストパターンに変更するためにImageFormatControlのTestPatternをクリックします。
手順3:テストパターンの種類を選択したら、Applyボタンをクリックして設定完了です。
他の項目も同様の手順で設定変更可能です。
なお、変更を行いたいカメラの設定項目が見当たらない場合は、User LevelをALLに変更してください。
〇GVIFの場合 手順1:AIPToolのシリアル通信ボタンをクリックします。
手順2:Connectボタンをクリックします。Format、Transmitは設定不要です。
手順3:Send Textにカメラコマンドを入力してEnterキー又はSendをクリックします。
以下は、カメラのWidth(0x40番地)を1024に設定してします。
また、カメラコマンドのフォーマットは以下になります。アドレスについてはカメラのマニュアルを参照ください。
送信コード |
受信文字コード |
アドレス |
データ |
"r"リード |
"d" 10進数 "x" 16進数 "s" 文字列 |
アドレスはカメラのマニュアルを参照ください。 |
リード時 送信バイト数(Length)を指定する 最大バイト数は16 となります。 |
"w"ライト |
ライト時: 設定データを指定します。 10/16 進数の場合は、16 バイトまでのデータを設定して下さい。 |
手順4:手順3で設定が反映されたか確認を行うため、カメラの設定値を取得します。
Send Textにカメラコマンドを入力してEnterキー又はSendをクリックします。
以下は、カメラのWidth(0x40番地)の値を取得したときのコマンドとログです。
0x400なので1024がカメラに設定されています。